[レビュー] 映画『海賊とよばれた男』 のCG VFXをチェック!

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『海賊とよばれた男』 のCG VFXをチェック!

山崎貴監督作品『海賊とよばれた男』を観てきた。

『永遠の0』のチームが再集結し、百田尚樹氏の同作品を映画化。

主演は岡田准一 その圧倒的なCG VFXのクオリティの高さに驚嘆した!

ネタバレありです。

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何の違和感もない洗練されたCG VFX

戦時中前後の時代背景を持つこの映画。

映画冒頭は東京大空襲のシーンから始まる。

実はこのシーンも大半がCG。

B-29は勿論、爆発から家屋の瓦までCGだ。

シーン自体はそこまでの尺はないが、物語の始まりとなる掴みとしては非常に重要なシーン。

丘から見下ろす業火に焼かれた町はマットペイントとCGによるもの。

演者はグリーンバックで撮影されている。

物語は終戦後に移り、舞台となる「国岡商店」はミニチュアとマットペイントによるもの。

セットによる近景は奥のほうがマットペイントとなっている。

満州のシーンでは、SLやその足元などはCGとマットペイントで合成されている。

旧満鉄本社は現存する建物をスチールで撮影し、前にあるバス停などはマットペイントだ。

乗り物で言えば、物語の重要登場人物であるとも言える巨大タンカー「日承丸」これもCGだ。

このシーンに出てくる大量の人物。

彼らは『デジタルヒューマン』と呼ばれ、エキストラ350人をデジタルスキャンされたものだ。

このデジタルヒューマンがいい具合に場を演出してくれていた。

ただちょっとヌルヌル動き過ぎていたような気もする。

物語はイランのアバダンへと続くが、アバダンの海岸は琵琶湖で撮影された模様。

道中にイギリス軍艦線と均衡する場面があるのだが、これもフルCG。

先に述べた「デジタルヒューマン」についてだが、この映画で一番の見どころとなったのがラストのシーンだ。

主人公の国岡鐵造だが、27歳から晩年の95歳までの全てを岡田准一本人が演じている。

大半は60代なのだが、その生涯を終える寸前のシーンではなんとCGが使われている

勿論殆どが特殊メイクであったのだが、95歳を表現するには特殊メイクでは補えなかったそうだ。

こういった特殊メイクはプラスのメイクは出来るが頬がコケるなどのマイナスのメイクは難しいそう。

そこで使われたのがCG。

髪の毛と首から下が実写で、顔の大半がCGだった!

顔ですよ顔。

しかも遠景ではなくバストアップのショットだ。

僕は凄いメイクだなーと思って観ていたのだが、全く気づかなかった。

事前にCGが使われているところは調べていったのだが、このシーンは公表されていない。

とにかく日本のCGは進歩したなぁ~と思う。

CGプロダクションは白組。

マットペイントはFUDEによるものだ。

FUDEと言えばデジタルマットペインターの江場左知子氏。

僕は一度彼女のセミナーに参加した事があるのだが、全くの畑違いの仕事は聞いていて相当に面白かった。

こうやって映画は出来ているのか、どういう機材でこうやって描いているのか

など凄く為になったセミナーであった。

もし機会があれば映画制作者のセミナーに行ってみるのもいいだろう。

きっと作品にかける熱と欲望が増すだろう。

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